世界遺産

世界遺産検定1級持っています。1級の勉強のために作ったノートを順次公開していきます。検定の範囲だけでなく世界遺産の周辺知識(神話、宗教、歴史など)も併せて載せていきます※たまに、問題を載せていますが、基礎的な部分を確認するためだけのもので、とりわけ世界遺産検定を意識したものではありません。

世界遺産 セネガンビアのストーン・サークル遺跡群

世界遺産 セネガンビアのストーン・サークル遺跡群
登録年 2006年

 

〇キーワード
ストーン・サークル
石工技術

 

〇概要
・ アフリカ西部のガンビア川沿いに点在するストーン・サークルを中心とする遺跡群
・一つのストーン・サークルは、8~14本の石柱からなる
・石柱は、鉄器でほぼ完全な円筒形や多角形に削られている→高い石工技術
・ストーン・サークル周辺には、多数の墳墓
・この地で行われてきた埋葬習慣を解明するのに貴重な遺跡

 

(注)
セネガンビア
西アフリカのセネガルガンビアからなる地域

 

〇+アルファ
ストーン・サークル
環状に石を配置させた古代遺跡
・「環状列石」とも言われる
・日本にも存在(小樽の忍路環状列石や岩手県の釜石環状列石など)
・イギリスの「ストーン・ヘンジ」も世界遺産に登録されている

 

(問題)

 

・「セネガンビアのストーン・サークル遺跡群」は、(1)(国名)と(2)(国名)にまたがる世界遺産である

 

・「ストーン・サークル」は、(3)とも呼ばれる

 

(解答)
(1)、(2)セネガルガンビア
(2)環状列石

 

〇登録基準
(ⅰ)人間の創造的才能を表す傑作である

(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である

世界遺産 メロエ島の考古遺跡

世界遺産 メロエ島の考古遺跡
登録年 2011年

 

〇キーワード
クシュ王国
鉄器
メロエ文字

 

〇概要
・ クシュ王国の中心地
・鉄器製造の中心地
・ピラミッドには、メロエ文字が残る

 

(注)
メロエ文字
 ヒエログリフをもとにつくられた文字であるが、まだ解読されていない

 

〇+アルファ
クシュ王国
クシュ人が起こした黒人最古の王国
・エジプト新王国時代にはその支配を受けたが、紀元前8世紀頃には勢いを盛り返した
・エジプト末期王朝の時期にはエジプト全土を支配
ナパタ文化(紀元前900~紀元前270)とメロエ文化(紀元前270~紀元後350)とに分かれる
エチオピアアクスム王国により滅ぼされた

 

(問題)

 

・クシュ王国は、(1)文化と(2)文化に分けられる

 

・メロエは、(3)製造の中心地であった

 

・(4)(国名)により、クシュ王国は滅ぼされた

 

(解答)
(1)、(2)ナパタメロエ
(3)鉄器
(4)アクスム王国

 

〇登録基準
(ⅱ)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである

(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である

(ⅳ)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である

(ⅴ)あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの

世界遺産 ティヤの石碑群

世界遺産 ティヤの石碑群
登録年 1980年

 

〇キーワード
石碑
金属製の道具

 

〇概要
エチオピア南西部に位置する
・ティヤ付近にある36基の石碑が登録されている
・ほとんどの石碑が半球や円錐型
・石碑には、幾何学模様や剣などが彫られており、下部には枕を象った模様も彫られていたため、兵士の墓標と考えられている
・石碑をつくった民族は、金属製の道具を用いて石を削ったとされている

 

(問題)

 

・「ティヤの石碑群」は、(1)(国名)にある世界遺産である

 

(解答)
(1)エチオピア

 

〇登録基準
(ⅰ)人間の創造的才能を表す傑作である

(ⅳ)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である

世界遺産 ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群

世界遺産 ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群
登録年 2003年

 

〇キーワード
クシュ王国
ナパタ文化
トトメス3世
ピアンキ王

 

〇概要
スーダンの首都ハルツームの北約400㎞に位置する
クシュ王国時代に築かれた古代都市遺跡
古代エジプト新王国第18王朝の王トトメス3世により植民地にされる
・クシュ王国のピアンキ王が、エジプト全域を支配
最高神アメンの聖地として崇められため、周辺には寺院など様々な建造物が建てられた
・現在も、現地の人たちの聖地となっている
・砂岩で造られた脆弱な遺産のため、適切な保護が必要とされる

 

〇+アルファ
クシュ王国
・クシュ人が起こした黒人最古の王国
・エジプト新王国時代にはその支配を受けたが、紀元前8世紀頃には勢いを盛り返した
・エジプト末期王朝の時期にはエジプト全土を支配
ナパタ文化(紀元前900~紀元前270)とメロエ文化(紀元前270~紀元後350)とに分かれる
エチオピアアスクム王国により滅ぼされた

 

(問題)

 

・クシュ王国は、(1)(人種)最古の王国である

 

・クシュ王国は、(2)文化と(3)文化に分けられる

 

・(4)(人名)がナパタに植民都市を建設した

 

(解答)
(1)黒人
(2)、(3)ナパタ文化メロエ文化
(4)トトメス3世

 

〇登録基準
(ⅰ)人間の創造的才能を表す傑作である

(ⅱ)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである

(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である

(ⅳ)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である

(ⅵ)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある

世界遺産 アクスムの考古遺跡

世界遺産 アクスムの考古遺跡
登録年 1980年

 

〇キーワード
アスクム王国
モーセ十戒
契約の箱(アーク)
2号ステラ

 

〇概要
エチオピア北部に位置する
アスクム王国の首都の遺跡
モーセ十戒を刻んだ石板を納めた「契約の箱アーク)」があると信じられている
・1937年に、ムッソリーニが「2号ステラ」と呼ばれる石柱を持ち帰る
 ※イタリア政府により、2005年に返還された

 

〇+アルファ
アクスム王国
・紀元前後から9世紀頃まで、エチオピアで繁栄
キリスト教コプト教
・アラビアとの交易で栄えた
・4世紀にナイル上流に進出し、350年にメロエ王国クシュ王国の後身)を滅ぼした
・7世紀頃からイスラーム勢力がアラビア半島に勃興すると交易ルートを断たれ、次第に衰退した

 

(問題)

 

・「アクスムの考古遺跡」には、(1)を刻んだアークが残る

 

・「アクスムの考古遺跡」は、(2)(国名)にある世界遺産である

 

(解答)
(1)モーセ十戒
(2)エチオピア

世界遺産 古代都市テーベと墓地遺跡

世界遺産 古代都市テーベと墓地遺跡
登録年 1979年

〇キーワード
カルナク神殿
ルクソール神殿
王家の谷
王妃の谷
ツタンカーメン
ラメセス2世
ネフェルタリ
アメン・ラー信仰
死者の都(ネクロポリス

 

〇概要
ナイル川中流域に位置する
ナイル川東岸の神殿群と西岸の死者の都ネクロポリス
アメン神を祀るカルナク神殿
ハトシェプスト女王により壮大な葬祭殿(ハトシェプスト女王葬祭殿)が築かれる
・アメンヘテプ3世により、カルナク神殿の副神殿にあたるルクソール神殿が建設される
・王家の谷には、ツタンカーメンが眠る
・王妃の谷には、ラメセス2世の王妃ネフェルタリが眠る
ホメロスは、『イリアス』の中で、テーベの繁栄ぶりを「100の塔門をもつ都」と著した

 

〇歴史
・中王国時代(紀元前2020年頃から紀元前1793年)にテーベが初めてエジプトの首都になる
・その後、アジア系遊牧民ヒクソスに侵略される
・アフメス1世によりヒクソスを駆逐
・様々な王により、神殿、墓地がつくられる
・一度アマルナに遷都されるが、ツタンカーメンにより再びテーベに都が戻される
・紀元前7世紀にアッシリアの侵攻を受け、テーベは陥落

 

〇+アルファ
カルナク神殿カルナック神殿
・テーベの遺跡群の中心
・主にアメン神を祀る
 ※アメン神は地方神であったが、太陽神ラーと統合し、アメン・ラーとして信仰される
・大列柱広間は、130もの柱が並び、広さは5000㎡にも及ぶ

 

ルクソール神殿
・カルナク神殿の副神殿、カルナク神殿と同様アメン神を祀る
スフィンクス参道によりカルナク神殿とつながっている
・アメンヘテプ3世とラメセス2世により建設される
・オベトの祭礼が行われる
 ※ナイルの増水期に行われるアメン神とその妻である女神ムトの結婚の祭礼

 

王家の谷
・王家の墓所
・1922年、ハワード・カーターによりツタンカーメンの墓が発見される
 ※他にも墓は残っているが、盗掘の被害を受けている
 
王妃の谷
・ラメセス2世の王妃ネフェルタリの墓が残る(壁画も残っている)

 

(問題)

 

・テーベの繁栄ぶりは、ホメロス叙事詩『(1)』の中で、「100の塔門をもつ都」と著されている

 

・テーベは、(2)信仰の中心地であった

 

ナイル川の西岸には、(3)と呼ばれる墓地遺跡が残る

 

・王妃の谷には、ラメセス2世の王妃(4)が眠る

 

・(5)神殿は、カルナク神殿の副神殿である

 

・テーベは(6)の侵攻を受けて陥落した

 

(解答)
(1) イリアス
(2)アメン・ラー信仰
(3)死者の都ネクロポリス
(4)ネフェルタリ
(5)ルクソール神殿
(6)アッシリア

世界遺産 メンフィスのピラミッド地帯

世界遺産 メンフィスのピラミッド地帯
登録年 1979年

 

〇キーワード
ギザ
ダハシュール
マスタバ
スネフェル王
赤のピラミッド
屈折ピラミッド
クフ王
カフラー王
メンカウラー王

 

〇概要
・ エジプトの首都カイロの近郊に位置する
ナイル川西岸のメンフィス周辺のギザからダハシュールにかけてピラミッドが点在
ジェセル王の階段ピラミッド(6層の石で造られたマスタバ
スネフェル王により、赤のピラミッド屈折ピラミッドが建設される
・三大ピラミッド(クフ王、カフラー王、メンカウラー王)

 

(注)
マスタバ…墳墓の一種で、台状に石や日干し煉瓦を積み上げてつくられる。ピラミッドの原型になったとされる。

 

〇+アルファ
〈構成資産〉
(ギザ)
クフ王のピラミッド
カフラー王のピラミッド
メンカウラー王のピラミッド

(ダハシュール)
スネフェル王の赤いピラミッド
スネフェル王の屈折ピラミッド

(サッカラ)
・ジェゼル王の階段ピラミッド
・メルエンラー1世のピラミッド
・ペピ1世のピラミッド

 

(問題)

 

・3大ピラミッドとは、(1)王、(2)王、(3)王のピラミッドを指す

 

スネフェル王は、「(4)のピラミッド」や「(5)ピラミッド」を建設した

 

・「メンフィスのピラミッド地帯」には、(6)と呼ばれるピラミッドの原型となった角墳が残る

 

(解答)
(1)、(2)、(3)クフ王、カフラー王、メンカウラー
(4)、(5)のピラミッド、屈折ピラミッド
(6)、マスタバ